私たちバイエーカーは、移動能力に問題を抱える人々に対する世の中の偏見を打ち破り、その方々が決して妥協することなくアクティブなライフスタイルを維持できるよう支援することを使命として、北欧デザインの中心地であるデンマーク・コペンハーゲンに設立されました。
私たちは、「患者」ではなく「人」のために、移動補助具を設計しています。
「移動」は現代における生活の中核となる価値観の 1 つです。そして、移動能力が自身のライフスタイルに大きな影響を与えるであろう高齢者や身体に障害を抱えている人々にとって、それは大きな課題であり、大きな挑戦です。
今日の歩行補助具のマーケットは、残念なことに『依存心や脆弱性を示す年齢差別的なメッセージ』と『時代遅れの製品』に溢れており、多様なユーザーとその要望を適切にサポートすることができていません。これは、今後更なる繁栄を迎えるであろう高齢者コミュニティに対するマーケットの不誠実さの表れとも言えます。
また、これら歩行補助具は高齢者だけが必要とするものではありません。
これからの歩行補助具は、仕事に、家族や友人とのひと時に、そして旅行に、日常におけるユーザーの自立と移動性の強化を目指すことはもちろん、ユーザーの誇りと個性を表現するものであるべきだと私たちは信じています。
そんな私たちの思いを込めた製品デザインは、ドイツの「レッドドット・アワード2019 プロダクト賞」をはじめ世界中で数々のデザイン賞を受賞。製品ジャンルの枠を超えて、その優れた革新性、機能性、持続可能性、象徴性などについて高い評価を得ました。
ある男性は私たちの製品デザインを「スポーティーで力強い」と言い、またある女性は「滑らかで優しく、そして可愛らしい」と表現します。見る人それぞれに全く異なる表情を見せながらも、凡そ誰にとっても好印象と心地好さを感じるデザイン。私たちはこれを「マインドフル・デザイン」と名付けました。
マインドフルとは「心掛け」「思いやり」のこと。
使う方それぞれの感性や嗜好に寄り添い、周囲の方々も笑顔に変えてしまう、人々の五感に語り掛けるデザインです。
– アンダース・ベルグリーン(byACRE社 創設者、CEO)
当社の創設者でありCEOのアンダース・ベルグリーンは、あるインタビューで、バイエーカー製品のアイデアをどのように思いついたか、また、移動補助具業界で働くことがどのようなものであるかについて、詳しく語りました。
「FedEx Small Business 大賞」の受賞に関連して、アンダース・ベルグリーンCEOがFedExのインタビューに答えました。このインタビューで彼は、バイエーカーの始まりについて語り、そして、業界に革新的なイノベーションを生み出すための3つのポイントを披露しました。
1. 「顧客の立場」の本質を知り、考えること
2. インスピレーションを得るために、業界の外に目を向けること
3. 「アーリーアダプター」を見付けて、彼らを育成すること
Plastics Engineering誌の記事「ユニバーサルデザインはあらゆる年齢に向けた製品を標的とする」の一環として、ジャーナリストのロバート・グレース氏がバイエーカーの設計哲学について、アンダース・ベルグリーンCEOにインタビューしました。
「我々の設計チームはユーザーの声を収集する中で、製品の重量が彼らにとって重要であることを知りました。しかし、既存のメーカーは、それをほとんど見過ごしていました。」